いつもなぎさと行動を共にしているメップルには、最近ある悩みがあった…！！！
2011年10月25日ちょっと改訂しました。


メップルの苦悩

「なぎさ、明日も省吾とデートするメポ？」
唐突なメップルの問い掛けになぎさは目をしばたいた。
今までこんな質問は受けたことがない。
「う…うん…その予定だけど？」
なぜ突然そんなことを聞いてくるのだろう？
そう思うが、おとなしく返答した。
「じゃあ、お願いがあるメポ。」
真剣な顔をしてメップルが面前に、というより顔をすり寄せんばかりに迫ってきた。なぎさは知らず体を強張せる。
「メップルは留守番するかミップルのところに行きたいメポ。」
「へ？なんで…。」
「今日なんてなぎさは省吾とラブラブしたあげく、『先輩、もっと。』なんて聞いてられないメポ。」
この瞬間、なぎさは思考停止した。一瞬何を言ってるか分からなかった。一刻して頭に内容がしっかり落とされたが、その時の自分の行動をリフレインさせ、硬直する。
ちょっと待って…メップルは眠らせたはず…。
「そのうえ『先輩、好き。』なんて言いまくって、省吾もにやにやしてて見てられないメポ。」
体中に羞恥の熱が走り、次の瞬間メップルの頬を思い切りつねっていた。
「あんたはぁどこから見てんの！？どこまで聞いてんの？！」
恥ずかしすぎて力加減ができない。メップルは切れ切れに答える。
「なぎさと、省吾が…チューしてるとこらへんからメポォ。」
それは恥ずかしい場面はほぼ見られたということで。
「あんた何してんのよ？！」
「仕方ないメポ…起きたんだからメポ…。」
「だからって…何見てんのよ？！」
「どうしようもないメポ。目は閉じたけど、耳は閉じれないメポ。」
今日は、藤Ｐ先輩とキスしたあと、先輩に甘えてて、それからごにょごにょイタしてて…。
体中が真っ赤になるのが分かった。頭に血が昇って大声で叫びたくなる。
「なぎさ、メップルも辛かったメポ…だからミップルのところに預けてほしいメポ。」
もう…もう…。
「ありえなーい！！！」


fin.


えー不幸な事故です。
あんだけ一緒にいたら、メップル目撃するさろうなぁと思って。
マンガの方がテンポよくなる感じですが、描けないので。
この後、藤Ｐとのデートのときは、なぎさはほのかにメップルを預けたという。
そして口の軽いメップルに全てを聞いたミップルとほのかは赤面してバカップルにつっこんだという。
藤Ｐがぜーんぶ悪いのです。
なぎさを啼かせるからね。ごにょごにょ…。

[8回]