はじめまして。
こちらは県妙子(あがたたえこ)が運営する「ふたりはプリキュア」をメインとする、白泉社系やアニメなどの男女カップリング甘々系二次創作よろずサイトです。
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「なぎさってほのかと仲良いよね。」
繋いだ左手がきつく握られた。唐突な問いにあたしは返答に困る。
「…まぁ、親友ですから。」
本当は親友なんて表現も生ぬるい。互いの命を預けた相棒なのだ。
「オレの入る隙がないくらいだもんね。」
拗ねた物言いにあたしは眼を見開いた。これは、そういうことなんだろうか?
「そんなことは…先輩こそほのかと仲良いじゃないですか。」
ずきりと胸が痛む。昔覚えた感情が蘇る。あの時は自分の感情を理解しておらず、この胸の痛みが妬心だとは思わなかった。
だめだ、泣きそうだ。
「ごめん…、泣かせるつもりはなかったんだ。ただ、ちょっとヤキモチ妬いただけで。」
下を向いたあたしの面を覗き込み、彼はそう言った。
「…あたしはもっと妬いてます。」
零れた本音に彼は微笑んだ。
「ヤバイ、嬉しい。」
腕が引き寄せられ、身体を拘束される。意外に厚い胸板に、あたしはドキドキを抑えられなかった。
「君が好きだよ。」
耳元に届いた声にますます涙が溢れた。こんなにあたしの感情を揺り動かすのはこの人だけ。
「あたしも、大好きです。」
首筋にかかる呼気に身体が震えた。
彼に出会えた幸運に感謝を捧げて。
繋いだ左手がきつく握られた。唐突な問いにあたしは返答に困る。
「…まぁ、親友ですから。」
本当は親友なんて表現も生ぬるい。互いの命を預けた相棒なのだ。
「オレの入る隙がないくらいだもんね。」
拗ねた物言いにあたしは眼を見開いた。これは、そういうことなんだろうか?
「そんなことは…先輩こそほのかと仲良いじゃないですか。」
ずきりと胸が痛む。昔覚えた感情が蘇る。あの時は自分の感情を理解しておらず、この胸の痛みが妬心だとは思わなかった。
だめだ、泣きそうだ。
「ごめん…、泣かせるつもりはなかったんだ。ただ、ちょっとヤキモチ妬いただけで。」
下を向いたあたしの面を覗き込み、彼はそう言った。
「…あたしはもっと妬いてます。」
零れた本音に彼は微笑んだ。
「ヤバイ、嬉しい。」
腕が引き寄せられ、身体を拘束される。意外に厚い胸板に、あたしはドキドキを抑えられなかった。
「君が好きだよ。」
耳元に届いた声にますます涙が溢れた。こんなにあたしの感情を揺り動かすのはこの人だけ。
「あたしも、大好きです。」
首筋にかかる呼気に身体が震えた。
彼に出会えた幸運に感謝を捧げて。
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キリ番リクエストを考えていたら、(お題は「積極的ななぎさが藤Pをうろたえさせる」です。)その前段階のシーンが浮かびました。
連載にしてもいいかな?と思ったのですが、とりあえずそのままUPします。
懐かしのキャラが出てきてます。
連載にしてもいいかな?と思ったのですが、とりあえずそのままUPします。
懐かしのキャラが出てきてます。
「あ、すいません!」
女生徒とすれ違いざま、肩があたりオレはその衝撃で手にした鞄を落としてしまった。
「あ…いいよ、大丈夫。」
そう声をかけたが、彼女は慌ててしゃがみ込み、散らばった文房具をまとめてオレに向き直る。
「美墨さん…。」
鞄を差し出す女生徒が、知人だったことに気付き、名前を口にした。
それに反応した彼女は面を上げ、目線を合わせる。
「あ、藤P先輩…。」
頬を朱く染めた彼女は綺麗に微笑んだ。
片恋
女生徒とすれ違いざま、肩があたりオレはその衝撃で手にした鞄を落としてしまった。
「あ…いいよ、大丈夫。」
そう声をかけたが、彼女は慌ててしゃがみ込み、散らばった文房具をまとめてオレに向き直る。
「美墨さん…。」
鞄を差し出す女生徒が、知人だったことに気付き、名前を口にした。
それに反応した彼女は面を上げ、目線を合わせる。
「あ、藤P先輩…。」
頬を朱く染めた彼女は綺麗に微笑んだ。
片恋
明日からゴールデンウィークという初夏の日。
部活で走り込みの最中に先輩を見かけた。
額にかかる黒髪に汗が伝い、重く額に張り付いている。それも厭わずサッカーボールをがむしゃらに追い掛ける姿は、とても力強く、見ていて心臓が煩い程に高鳴り困っってしまう。
夕闇が彼の影を色濃く地面に縫い付ける。
その様はあまりにも格好よく、好きだという気持ちが溢れそうだ。
「がんばれ。」
小さく小さく呟く。
本当は大声を張り上げて応援したいけど、羞恥心が勝ってできない。
いつか、彼がこちらを振り向いてくれたら、と夢想する。
そうしたらきっと誰よりも大きな声で彼を応援するのに。
青い春
部活で走り込みの最中に先輩を見かけた。
額にかかる黒髪に汗が伝い、重く額に張り付いている。それも厭わずサッカーボールをがむしゃらに追い掛ける姿は、とても力強く、見ていて心臓が煩い程に高鳴り困っってしまう。
夕闇が彼の影を色濃く地面に縫い付ける。
その様はあまりにも格好よく、好きだという気持ちが溢れそうだ。
「がんばれ。」
小さく小さく呟く。
本当は大声を張り上げて応援したいけど、羞恥心が勝ってできない。
いつか、彼がこちらを振り向いてくれたら、と夢想する。
そうしたらきっと誰よりも大きな声で彼を応援するのに。
青い春
あしあと
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プロフィール
HN:
県妙子
性別:
女性
趣味:
おもちゃ集め
自己紹介:
「ふたりはプリキュアSplash☆Star」から視聴を始める。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
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