はじめまして。
こちらは県妙子(あがたたえこ)が運営する「ふたりはプリキュア」をメインとする、白泉社系やアニメなどの男女カップリング甘々系二次創作よろずサイトです。
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「誕生日おめでとう。」
付き合いはじめてから欠かさず繰り返されるお誕生日会。
今年は藤村省吾の就職活動が難航し、日延べしようと伝えていたのだが、その方が気になって嫌だという彼の意見で本日敢行された。
ただし、時間もお金もないことだしシンプルに。
ホールケーキを用意して度数の軽いシャンパンで祝杯のみあげることになった。
場所は省吾の部屋。
最近は外で会うことが慣例になりつつあったため、数ヶ月ぶりの彼氏宅訪問となる。
付き合いはじめてから欠かさず繰り返されるお誕生日会。
今年は藤村省吾の就職活動が難航し、日延べしようと伝えていたのだが、その方が気になって嫌だという彼の意見で本日敢行された。
ただし、時間もお金もないことだしシンプルに。
ホールケーキを用意して度数の軽いシャンパンで祝杯のみあげることになった。
場所は省吾の部屋。
最近は外で会うことが慣例になりつつあったため、数ヶ月ぶりの彼氏宅訪問となる。
省吾の両親は今日はお休みらしく、美墨なぎさ誕生日の話を聞き、食事を用意してくれた。それでも『若い二人でごゆっくり。』と譲ってくれる素敵なご両親だ。
「ありがとうございます。」
かちんとグラスを鳴らして、ゆっくりと口をつける。
めっきり冷え込むようになった夜に呑む軽いアルコールは、体をじんわりと温めてくれた。
ふと面を上げると、省吾が頬を緩めてこちらを見つめていた。
突き刺さる視線に体温が上がる。
付き合うようになって、体を重ねるようになっても、彼の視線には慣れることがない。
「…なんですか?」
全く視線を逸らそうとしない彼に、なぎさは小さな声で問い掛けた。
「可愛いな、と思って。」
さりげない一言はますますなぎさの熱を上げる。
「~~~おだてたって何も出ませんよ。」
「そんなつもりはないよ。本当にそう思っただけ。」
熱を冷まそうとまぜっ返した台詞を吐いたが簡単に軌道修正されてしまった。結果、ますます体温が上昇する。
省吾と付き合うようになって実感したことだが、彼はかなり甘い。これで異性と付き合ったのはなぎさが初めてだというのだから、どれだけ天然タラシだと思う。
(もう…絶対勝てない。)
ふうと大きく息を吐いて、なぎさはひとまず礼を言った。
食事に集中しようと箸を取り、美味しそうな匂いを漂わせているチキンの照り焼きをつまみ上げる。
大口を開けて食らいつくと、口腔にジューシーな肉汁が流れ込んできた。その旨味に嘆息する。
「美味し。」
本当に自分は食べ物に弱い。省吾の母が作る料理はどれもボリュームのある肉料理メインだが、とても美味しい。
ぱくぱくと物も言わずに箸を進めていると、省吾が無言でなぎさの頬をつまんだ。
「!!!いひぃにゃりなにすんでしゅか!」
モゴモゴと口を動かし抗議するが、彼は意に関せずなぎさの脇に手を差し入れた。そのまま彼女を抱き寄せ、膝に乗せて抱え込む。
ようやく口をカラにして、なぎさは再度抗議しようと省吾に向き直ったが、近づいて来る省吾の顔に息を飲み込んだ。
瞼に、彼の吐息を感じた。耳元に、ざらりとした舌の感触が触れた。顔中に降り注ぐキスになぎさは息をするのを忘れ、彼の肩に腕を廻して堪える。
唇のみを避けて落ちて来るキスに訝しがりながら、なぎさはそっと瞼を開けた。
口元が綻んだ省吾の顔が目に入る。投げ掛けようと考えていたことばを飲み込み、深く、息を吐き出した。
「もう…何なんですか、急に…。」
「ん…唇にしたら色々我慢できなくなりそうだから、避けてみた。」
「!色々って…!!ていうか、いきなりキスするなんてっ!!!」
「イヤだった…?」
抗議は彼の寂しげな表情にあっさり折れた。
「イヤジャナイデスケド…。」
良かった、と頬を上気させて省吾は微笑んだ。その表情がお日様のようで、また体の熱が上がっていく。
「誕生日プレゼント、用意してなくてごめんね?」
拳一握りくらいしか離れていない至近距離で彼は囁いた。
「いえ、いいですよ、先輩大変な時期だし。そもそも毎年プレゼント用意しなくても、こうしてお祝いしてくれるだけで嬉しいです。」
彼のプレゼントは身につけるものが多い。特に去年のプレゼントは夢のようで、ペンダントを贈ってくれた。小さなブルートパーズが入っており、彼が最初につけてくれた。今でも、入浴と就寝以外はずっと身につけている。
「うん、でもオレがなぎさにプレゼントしたいからね。」
なぎさの驚く顔と喜ぶ顔が見れて、かなりお得な行事なんだよ、と省吾は言った。
なぎさは顔を彼の肩に沈めてありがとうございます、と礼を言う。本当に、省吾には敵わない。
「オレの誕生日くらいには落ち着いてると思うから、プレゼント交換しようか。」
「わかりましたっ!じゃあ頑張って考えます。」
「楽しみにしてるよ。」
ぽんぽんと頭を撫でられて、なぎさは頬を彼の肩に擦り寄せた。省吾の腕の中は気持ちがいい。心臓がばくばく動いて、体が蕩けそうで、離れたくなくなる。
その熱と感触を楽しんでいると、省吾はなぎさを引きはがした。離れた熱を取り戻そうと手を伸ばすがその手も押さえ込まれる。
「ごめん、なぎさ。これ以上は無理。」
彼の拒絶の言葉にびくっと体が震えた。
「…なぎさを鳴かせたくなる…。」
彼女の指に口づけながら、省吾は上目遣いでなぎさを見遣る。その色っぽさにもうこれ以上上がるまいと思っていた熱が再び上昇する。火照る、なんてものじゃすまない。すでに茹ダコだ。
黙って席に戻り、食事に戻った。微妙な空気をこれ以上刺激しないよう、ひたすら箸を進める。
「なぎさ。」
その声になぎさは肩を揺らした。
「落ち着いたら、ご褒美頂戴ね…?」
意味ありげに微笑む彼に二の句が告げない。
なぎさはこくりと頷いた。
fin.
えーと?
なぎさHAPPY BIRTHDAYのつもりでしたが…?
なんかよく分からん話になってしまった…。
ベタベタ甘い、おまえら何やってんだ、とツッコミたくなるような話を書きたいです。
「ありがとうございます。」
かちんとグラスを鳴らして、ゆっくりと口をつける。
めっきり冷え込むようになった夜に呑む軽いアルコールは、体をじんわりと温めてくれた。
ふと面を上げると、省吾が頬を緩めてこちらを見つめていた。
突き刺さる視線に体温が上がる。
付き合うようになって、体を重ねるようになっても、彼の視線には慣れることがない。
「…なんですか?」
全く視線を逸らそうとしない彼に、なぎさは小さな声で問い掛けた。
「可愛いな、と思って。」
さりげない一言はますますなぎさの熱を上げる。
「~~~おだてたって何も出ませんよ。」
「そんなつもりはないよ。本当にそう思っただけ。」
熱を冷まそうとまぜっ返した台詞を吐いたが簡単に軌道修正されてしまった。結果、ますます体温が上昇する。
省吾と付き合うようになって実感したことだが、彼はかなり甘い。これで異性と付き合ったのはなぎさが初めてだというのだから、どれだけ天然タラシだと思う。
(もう…絶対勝てない。)
ふうと大きく息を吐いて、なぎさはひとまず礼を言った。
食事に集中しようと箸を取り、美味しそうな匂いを漂わせているチキンの照り焼きをつまみ上げる。
大口を開けて食らいつくと、口腔にジューシーな肉汁が流れ込んできた。その旨味に嘆息する。
「美味し。」
本当に自分は食べ物に弱い。省吾の母が作る料理はどれもボリュームのある肉料理メインだが、とても美味しい。
ぱくぱくと物も言わずに箸を進めていると、省吾が無言でなぎさの頬をつまんだ。
「!!!いひぃにゃりなにすんでしゅか!」
モゴモゴと口を動かし抗議するが、彼は意に関せずなぎさの脇に手を差し入れた。そのまま彼女を抱き寄せ、膝に乗せて抱え込む。
ようやく口をカラにして、なぎさは再度抗議しようと省吾に向き直ったが、近づいて来る省吾の顔に息を飲み込んだ。
瞼に、彼の吐息を感じた。耳元に、ざらりとした舌の感触が触れた。顔中に降り注ぐキスになぎさは息をするのを忘れ、彼の肩に腕を廻して堪える。
唇のみを避けて落ちて来るキスに訝しがりながら、なぎさはそっと瞼を開けた。
口元が綻んだ省吾の顔が目に入る。投げ掛けようと考えていたことばを飲み込み、深く、息を吐き出した。
「もう…何なんですか、急に…。」
「ん…唇にしたら色々我慢できなくなりそうだから、避けてみた。」
「!色々って…!!ていうか、いきなりキスするなんてっ!!!」
「イヤだった…?」
抗議は彼の寂しげな表情にあっさり折れた。
「イヤジャナイデスケド…。」
良かった、と頬を上気させて省吾は微笑んだ。その表情がお日様のようで、また体の熱が上がっていく。
「誕生日プレゼント、用意してなくてごめんね?」
拳一握りくらいしか離れていない至近距離で彼は囁いた。
「いえ、いいですよ、先輩大変な時期だし。そもそも毎年プレゼント用意しなくても、こうしてお祝いしてくれるだけで嬉しいです。」
彼のプレゼントは身につけるものが多い。特に去年のプレゼントは夢のようで、ペンダントを贈ってくれた。小さなブルートパーズが入っており、彼が最初につけてくれた。今でも、入浴と就寝以外はずっと身につけている。
「うん、でもオレがなぎさにプレゼントしたいからね。」
なぎさの驚く顔と喜ぶ顔が見れて、かなりお得な行事なんだよ、と省吾は言った。
なぎさは顔を彼の肩に沈めてありがとうございます、と礼を言う。本当に、省吾には敵わない。
「オレの誕生日くらいには落ち着いてると思うから、プレゼント交換しようか。」
「わかりましたっ!じゃあ頑張って考えます。」
「楽しみにしてるよ。」
ぽんぽんと頭を撫でられて、なぎさは頬を彼の肩に擦り寄せた。省吾の腕の中は気持ちがいい。心臓がばくばく動いて、体が蕩けそうで、離れたくなくなる。
その熱と感触を楽しんでいると、省吾はなぎさを引きはがした。離れた熱を取り戻そうと手を伸ばすがその手も押さえ込まれる。
「ごめん、なぎさ。これ以上は無理。」
彼の拒絶の言葉にびくっと体が震えた。
「…なぎさを鳴かせたくなる…。」
彼女の指に口づけながら、省吾は上目遣いでなぎさを見遣る。その色っぽさにもうこれ以上上がるまいと思っていた熱が再び上昇する。火照る、なんてものじゃすまない。すでに茹ダコだ。
黙って席に戻り、食事に戻った。微妙な空気をこれ以上刺激しないよう、ひたすら箸を進める。
「なぎさ。」
その声になぎさは肩を揺らした。
「落ち着いたら、ご褒美頂戴ね…?」
意味ありげに微笑む彼に二の句が告げない。
なぎさはこくりと頷いた。
fin.
えーと?
なぎさHAPPY BIRTHDAYのつもりでしたが…?
なんかよく分からん話になってしまった…。
ベタベタ甘い、おまえら何やってんだ、とツッコミたくなるような話を書きたいです。
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プロフィール
HN:
県妙子
性別:
女性
趣味:
おもちゃ集め
自己紹介:
「ふたりはプリキュアSplash☆Star」から視聴を始める。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
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