はじめまして。
こちらは県妙子(あがたたえこ)が運営する「ふたりはプリキュア」をメインとする、白泉社系やアニメなどの男女カップリング甘々系二次創作よろずサイトです。
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正月までに終わらせるつもりだったんですが、無理でした。
なぎさはキリヤに柔らかく微笑む。
中等部の頃は、なぎさがキリヤと親しそうにしていても、特に何も感じなかった。
今は、親しそうな様子を見てると何故、という疑問とともに嫌な感情が沸き上がる。
本当に何故こんなに親しげなんだろう。
転校してきて間もなかったためもあり、部活で一緒にいたオレと、さほど過ごした時間は変わらないはずだ。
(なんか、あったのか?)
オレの知らないところで、二人を繋ぐ何かが。
そう思った瞬間、走り出していた。
なぎさを後ろから抱きしめる。
「え!せんぱい?!えぇ?」
彼女をしっかり確保してからキリヤへと目を 向けた。
初めは驚いた表情をしていた彼は、オレを見て何かを察したのか、ニヤリと笑った。
「ずいぶんいい表情(かお)するようになったんですね、藤村先輩。」
「キリヤ…おまえ今まで何処にいってたんだ?」
この台詞にキリヤの切れ長の目がますます鋭くなった。
「先輩は僕のことを覚えてるんですね。いや…思い出したのかな?」
「どういうこと?」
そこで腕の中のなぎさが口を挟んだ。
「ボク達はダークホールの闇から作られたモノだ。ここでの生活は陽炎のようなもの。ボクが闇に還った後には人の記憶には遺らない。」
ただ…と繋ぎ、キリヤはオレに目を向けた。言ってることがよく分からないが、なぎさは分かるようなので、オレは黙ったまま。
どんどん胸の奥に暗い感情が積もっていく。
「あなたたちプリキュアと強い繋がりを得たからか、この人は光と闇の気配が濃い。だからボクを認識できたんでしょうね。ボクの記憶が遺っているのは意外ですけど…ボクとの繋がりもあったせいかな?」
首を傾けていたキリヤが面を上げた。
背後から草を掻き分ける音が聞こえる。
振り返るとそこには見慣れた幼なじみの姿があった。
珍しく、戸惑うような不安そうな表情を浮かべている。
「キリヤくん…。」
その一言で、今まで冷めた眼差しをしていたキリヤの表情が氷解した。
「雪城先輩。お久しぶりですね。」
「キリヤくん…!」
ほのかが走り出していた。
キリヤの近くに走りより、両手を広げ、キリヤを抱きしめる。
「雪城先輩?!」
戸惑いつつもほのかを抱き留め、キリヤは顔を赤く染めた。
(あぁ、コイツは…ほのかが好きなんだ…。)
そして、ほのかの方も好意は持っているのだろう。そうでなければ、こんなに周りが見えなくなったりしない。
木俣の失恋は確実になりそうだ。
そんなことより、と思い、先程までキリヤと仲良さそうに話していたなぎさんの顔を伺った。その横顔には羨望が滲んでいた。
続く
少し手を入れようと思ってたんですが、そのままになりました。
ほのかとキリヤのことをもう少し書き込みたかったんですが・・・。
流れが悪くなるそうだったので、それはまたいつかの機会に。
中等部の頃は、なぎさがキリヤと親しそうにしていても、特に何も感じなかった。
今は、親しそうな様子を見てると何故、という疑問とともに嫌な感情が沸き上がる。
本当に何故こんなに親しげなんだろう。
転校してきて間もなかったためもあり、部活で一緒にいたオレと、さほど過ごした時間は変わらないはずだ。
(なんか、あったのか?)
オレの知らないところで、二人を繋ぐ何かが。
そう思った瞬間、走り出していた。
なぎさを後ろから抱きしめる。
「え!せんぱい?!えぇ?」
彼女をしっかり確保してからキリヤへと目を 向けた。
初めは驚いた表情をしていた彼は、オレを見て何かを察したのか、ニヤリと笑った。
「ずいぶんいい表情(かお)するようになったんですね、藤村先輩。」
「キリヤ…おまえ今まで何処にいってたんだ?」
この台詞にキリヤの切れ長の目がますます鋭くなった。
「先輩は僕のことを覚えてるんですね。いや…思い出したのかな?」
「どういうこと?」
そこで腕の中のなぎさが口を挟んだ。
「ボク達はダークホールの闇から作られたモノだ。ここでの生活は陽炎のようなもの。ボクが闇に還った後には人の記憶には遺らない。」
ただ…と繋ぎ、キリヤはオレに目を向けた。言ってることがよく分からないが、なぎさは分かるようなので、オレは黙ったまま。
どんどん胸の奥に暗い感情が積もっていく。
「あなたたちプリキュアと強い繋がりを得たからか、この人は光と闇の気配が濃い。だからボクを認識できたんでしょうね。ボクの記憶が遺っているのは意外ですけど…ボクとの繋がりもあったせいかな?」
首を傾けていたキリヤが面を上げた。
背後から草を掻き分ける音が聞こえる。
振り返るとそこには見慣れた幼なじみの姿があった。
珍しく、戸惑うような不安そうな表情を浮かべている。
「キリヤくん…。」
その一言で、今まで冷めた眼差しをしていたキリヤの表情が氷解した。
「雪城先輩。お久しぶりですね。」
「キリヤくん…!」
ほのかが走り出していた。
キリヤの近くに走りより、両手を広げ、キリヤを抱きしめる。
「雪城先輩?!」
戸惑いつつもほのかを抱き留め、キリヤは顔を赤く染めた。
(あぁ、コイツは…ほのかが好きなんだ…。)
そして、ほのかの方も好意は持っているのだろう。そうでなければ、こんなに周りが見えなくなったりしない。
木俣の失恋は確実になりそうだ。
そんなことより、と思い、先程までキリヤと仲良さそうに話していたなぎさんの顔を伺った。その横顔には羨望が滲んでいた。
続く
少し手を入れようと思ってたんですが、そのままになりました。
ほのかとキリヤのことをもう少し書き込みたかったんですが・・・。
流れが悪くなるそうだったので、それはまたいつかの機会に。
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HN:
県妙子
性別:
女性
趣味:
おもちゃ集め
自己紹介:
「ふたりはプリキュアSplash☆Star」から視聴を始める。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
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