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はじめまして。 こちらは県妙子(あがたたえこ)が運営する「ふたりはプリキュア」をメインとする、白泉社系やアニメなどの男女カップリング甘々系二次創作よろずサイトです。 個人のファンサイトですので、各版権元とは一切関係ございません。 二次作品に興味のない方はブラウザバックでお戻りください。
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急に寒波が到来し、先日までに温暖な気候はどこへやら。
今日は半端な雪景色となった。
霧雨のように細かい雪が降っている。昨日まで暖かかったせいか、積もる様子はなく、ただ降っている。
時は12月。
手袋とマフラーで体を包み、テスト期間に入った学校へと私は足を運んだ。

霧雪降る


事故とも言える告白劇から数か月。
今や電車の中での藤P先輩との待ち合わせは恒例となっている。
昨日までは藤P先輩のことだけ考えていればOKだった。
でも、今日からは違う。
テスト範囲のことを考えなければならないのだ。
とりあえず、一夜漬けはした。
だけど、所詮は一夜漬け。
もうすでに夜中に復習したことは頭からぽろぽろこぼれ落ちている。
「う---っ。」
頭を抱え込んでうなる私を見て、藤P先輩は涼やかに微笑んだ。
「今日の範囲は数学?」
「そう!なんでわかったんですか?あー加法定理が、数式が落ちるー!!!」
思わずこめかみを押さえるが、それで忘れなきゃ苦労はしない。
一度は覚えたはずの公式がどんどん流れ落ちていくような気がする。
その様子を見ながら、先輩は口元を押さえて小さく笑った。
「そりゃわかるよ。数学、苦手だもんな?」
知ってて当然、といった様子に私は顔を赤らめた。
なんか、最近こういう空気が流れることが多い。
私がわかりやすい性格だからだとは思う。
だけど、こんな「貴女のことならなんでも知っています」という顔をされると照れるのだ。

(ただでさえ、藤P先輩押し強いから、恥ずかしくなること多いのに。)

お付き合いするまでは想像もしなかった。
藤P先輩は、さわやか青少年の顔をしつつ、押しが強い。それもかなり。
これまで雰囲気に流されること数十回。
そのまま恥ずかしい状況に陥ったことも過去数回。
まさか自分が高校生のうちに男女のお付き合いをし、ラブシーンを演じることになるとは思わなかった。

(高1までは女子にもてまくり人生だったのに!)

ちょっと進んだ女子高生の恋のレッスンABC(古い)を夢見てはいたが、本当に実体験することになるとは露ほど思わなかった。
しかも、中学からのアコガレの人を相手に。
今でも時々夢なんじゃないかと思う。



タイムアウト。
続きます。

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プロフィール
HN:
県妙子
性別:
女性
趣味:
おもちゃ集め
自己紹介:
「ふたりはプリキュアSplash☆Star」から視聴を始める。
折角なので、無印DVDをレンタルしてみるが、それがクリーンヒット。
全てのプリキュアシリーズを視聴するに至る。
ちなみに好きなキャラは藤P。
カップリングは藤なぎ。ちょっとキリほのに萌えるものもある。
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